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すみません監督にアニタの判子を送りつけたのは私です…
最近ネット断ちしてたから久々にattotamaさんのツイートを見てびびりました…あわわ
その辺は別記事に…

ということで「宇宙で小学生」略して「宇宙ショー」を2回観て感じた事を書いておきます。
他の人の感想を聞いたり読んだりしていないのであくまで素人の個人的感想です。
特典のフォルムは夏紀と周ちゃん。これって結構当たり?



劇場の大スクリーンでも間延びせず、逃げないレイアウトで真っ向勝負して、
「絵で見せる」というパワーを持った作品は貴重だし単純にすげえと思うのです。
夏休みの「におい」がたっているような風景、家、学校の描写、
非情に丁寧に描かれたキャラクターの日常芝居から始まって、
バトル、アクション、爆発、メタモルフォーゼ
ワクワクせずにはいられない。
加えて舛成監督の特徴的なのは「アクションも日常の延長上にある」ということですよね。

鑑賞2回目以降は1回目とはまた違った味わいになって、
観る度に新しい発見がある、と監督がおっしゃっていて。
どうなんだろうなーとちょっと甘くみていたら
2回目はもうなんだかこの作品が大好きになっている自分に気付きました。
子供ができたら絶対見せたい!と結婚もしていないのに思ってみる。

予告等では「アドベンチャー!」「スペクタクル!」という雰囲気全開だけど、
根幹はむしろ真逆で、ものすごくミニマムな世界からつくられてます。
「宇宙での大冒険」という枠の中に細かい設定やサイドストーリーがあるのではなく、
登場人物たちの感情のラインや些細なやり取り、関係性から広がりと厚みを持たせているというか。
その辺りがこれまで作られてきた舛成作品に通じるもので、
私にとってはすごく良い意味で裏切られた映画でした。

物語の一番大きな筋は「夏休みに子供たちが宇宙を冒険して帰ってくる」という話。
それともう一本の大きな筋は
従姉妹同士の夏紀と周がちょっと行き違って喧嘩をして、最終的に仲直りするという話。
メインストーリーを追いながら、
登場人物それぞれの心の動きをちょっとした仕草や表情や言動から観察するとすごく面白い。
その2本の筋に付け加えて、本当に色々な要素・ストーリーがギュッと詰まっていて、
もしかしたら100回観ても理解できない、気づけない部分もあるかもしれない。
それでも、何回も見たりコメンタリー等を聞いたりじっくり大切に作品を好きになっていくのもまた、楽しみのひとつ。
ちなみに「隠れぴょん吉」は見つかりませんでした。

メインストーリーの「宇宙での冒険、戦い」そのものが、
サイドストーリーの「ポチとネッポの確執」の延長にある。
この2人の確執は、そのまま夏紀と周の喧嘩に通じるもので、
バラバラに見えるちりばめられた要素がそこで1本に繋っています。
お互いにちょっとずつ素直になるだけで仲直りできた夏紀と周とは違って、
ポチとネッポの関係はそう簡単には修復されない。
そこに「子どもたちのピュアな友情と、過去のいろんなモノを背負った大人たちの友情」の違いが描かれてます。(サイゾーインタビューより)

「自分のことは自分でやろう ひとりはみんなのために みんなはひとりのために」という学校の教室に貼られた標語が、
自然に子供たちの根っことなる考え方になっていて、
ポチとネッポの考え方の決定的な差異にもピタっとはまって、
作中のメインテーマのひとつになっている。
でもそれは決して視聴者に対する押し付けがましいメッセージだとか説教なんかではない。

こういう基本的な構造を知って、一度結末まで見届けた上でもう一度この映画を観ると、
過剰なほど詰め込まれたいろいろな要素のひとつひとつが、
1回目とは比べ物にならないほど重要なものに見えてくる。
それが作品の独特で濃密な世界観をつくりだしています。
画面の隅々まで、見れば見るほど楽しい発見が。
ストーリーの解釈に関しては2回観ただけなんで「それ違うだろ!」という点があったらご指摘いただけると嬉しいです。

「宇宙ショーへようこそ」を観ていて、そういえば子供の頃って
何が危険な事なのか、何が恐い事なのか、何が特別な事なのか、
知らないからこそ今では考えられないような大胆な事を当たり前のようにしてたなあ
なんて事を思い出しました。
子供だから出来る事ってあったな、と。

いろいろと見所はあるけど一番好きなのは、
序盤のジャングルジムにつかまって空に浮かび上がって行くシーン。
山に沈んでいく夕日と、懐かしさすら感じられるゆったりとした音楽と、
「宇宙に飛び立つ」場面でああいう演出が見れるとは思わなかった…というか何故か観ながら涙目に。
それからやっぱり最後のシーン。
冒頭では夏紀と自転車の二人乗りをするのを嫌がって、
無理矢理うしろに乗せられても不服そうに夏紀のTシャツのすそを片手でつまむだけだった周が、
最後では嬉しそうに後部座席に飛び乗って夏紀に抱きついていて…(涙)
最後のカット、余韻の残し方が大好きだったので
観終わった後に不思議な満足感に満たされて
「ああ、もう一度観たいなあ」と思わせてくれる作品でした。

同時に、やっぱり監督の作品は子供向けだろうが大人向けだろうが舛成イズム全開に仕上がるんだなと。
宣伝の印象から受ける「SFジュブナイル冒険活劇」という先入観を外したところに面白さがあるような。
でもそんなことは関係なくやっぱり冒険活劇としても楽しめる作品だと思うし…よく分かりません(おい)
そもそも、自分が何で泣いてるのかよく分からないシーンでも泣いてたので…
特に2度目はもうねえ。

この作品に関しては長所と短所が表裏一体というか、
「欠点」に見えそうな部分が観る人によっては「魅力」にもなったりするので、単純な評価は出来ないんだと思います。
もちろん私は評論家ではないので「傑作か駄作か」ではなく「好きか嫌いか」という判断だけですが。
総じて「好きになった人はものすごくハマって大事に観る」という今回もいつもの舛成作品だったように感じました。
私は大好きです(笑)
ある意味ではこれぞ舛成作品の真骨頂!という感じ。


湯浅政明さんのMIND GAMEってる「宇宙ショー」オープニングがたまらなかったです。
あと夏紀の嫌みのないだらしなさがたまらなかったです。

そういうところも含めもうちょっと具体的で適当な感想はまた後日
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