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この作品の存在を、つい先日知り、やっと読みました。

他の上野顕太郎作品でもたびたび登場していた奥様との死別を綴った、完全ノンフィクション作品。

普段はギャグ漫画を描いているので、
奥様が鬱であったことも、6年も前に亡くなっていたことも、
ましてこんな漫画を出していたこともまったく知らず、ただただ衝撃でした。
私自身が、どうしようもないくらいの絶望を味わった事などないからこそ、
この漫画を読めるんだろうと思う。
正直、筆者と似たような経験があったとしたら読めないかもしれない。

この漫画のすごさは、うえけん先生の作風そのままに普段とは真逆のものを描き上げているところかもしれない。
とにかく緻密な絵でナンセンスなギャグを描くというのがこの人の武器なのですが、
あの執拗なまでの「緻密さ」で、奥さんが亡くなったその一日、筆者の思い、葛藤を、
魂すべてをぶつけて描き込んでいる。
自分の体験を誰かに聞いて欲しいというエゴで描いている部分もある、と冒頭で断りを入れているほど。
そのリアリティ、生々しさが尋常じゃない。
だから「ぜひ読んでほしい!」とオススメする事はできないです。


…ちなみに普段のギャグ漫画は、まあ、普通に好きくらいだったりしますが…
パラパラ漫画をひとコマずつ(漫画と同じようなコマの配置で)紙面上に描いて、
途中にサブリミナル広告のコマを挟むっていうネタがかなり好きでした。
むかーし、ネットであれをGIFか何かでアニメーションにした人がいたんだけど、
どこで見たのかなあ。

あと、「5万人だ!」ネタも大好きです。あれこそ真骨頂ですね。


さよならもいわずに (ビームコミックス)さよならもいわずに (ビームコミックス)
(2010/07/24)
上野 顕太郎

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