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アバンタイトルオープニング登校〜仁美ナイトメア戦ほむらが世界に違和感を覚えてから自身が魔女だと気付いてからほむら魔女化ほむら悪魔化〜世界改変その他のネタ
ホムリリィ(くるみ割りの魔女)の設定モチーフとして使われているもの(元ネタ系) 悪魔ほむら、ダークオーブについて冒頭のナレーションナイトメアを操る青い手各キャラクターの反応の違いetc.登場する使い魔 不明点ほか 番外編
*BD/DVDで追加されたものに関しては
[BD版]と表記。
*魔女文字を
青字にしてみました。逆に見づらい説。
*「偽街の子供達」は「クララドールズ」で統一表記。されてないかも。
アバンタイトル ●冒頭ナレーションシーンで出てくる魔女文字は、中盤のアルティメットまどかのレリーフが出てくるシーンの背景の壁画と同じ。
ざくろを食べたり投げたりしてるクララドールズの後ろにある。
「MA HOU SHOUJO」=魔法少女
「KI SE KI」=奇跡
「KYU USAI」=救済
「ENKAN NO KOTO WARI」=円環の理
「YUME」=夢
●ナレーションの終わり頃に出てくる壁画のような魔女文字は
「ES IST SCHON MORGEN」=「もう朝だ」
●ナイトメア空間では、人間は消えてしまう。
・一瞬映るファーストフード店に食べ物と鞄だけが残されている。
・魔女は結界内に人間を誘い込んで襲うので、対照的。
●まどか初登場カットはナイトメアのうしろでバレリーナの影と一緒に並んで拍手しているところ(画面左側)
●ナイトメア戦で出てくるバレエシーンのモチーフは、雪の結晶が出てくることやポーズからおそらくバレエ「くるみ割り人形」の「雪片のワルツ」と思われる。
●バレリーナの影たちは「害はないので皆(魔法少女たち)ガン無視」
(イヌカレー設定画より)●実際のナイトメアがぬいぐるみのコマ撮りで動いているのに対して、ビルの窓に映りこんだナイトメアはデフォルメされたアニメーションになっている。
・鏡には自分の理想像が映るという設定のため
(イヌカレー設定画/公式ガイドブックより)●ナイトメアはよく見ると前髪だけでなく襟足もあり、この冒頭に出てくるナイトメアは赤毛のツインテールorふたつ結びの女の子
●ナイトメアについてるピンク色のタグの魔女文字は、
表面
「HOMU LILLY」(ホムリリィ登場時のロゴと同じ)
裏面
「MADE IN CABINET」(上部にトカゲの絵)
・キャビネットは、喪服を着たほむらが登場するあの部屋(棚)のこと?
・このタグは、ほむらが杏子に相談するシーンの手回しオルガンの中にも出てくる。
●ナイトメアが部屋に逃げ込んだ時に出てくる扉
・はりつけにされたまどかの絵と一緒に出てくる魔女文字は
「WHO AM I?」・その次の扉に書いてある魔女文字は
「DOES NOT MATTER THE LET'S DANCE NOW」●挿入歌を歌っているのはFiction JunctionのASUKA(結城アイラ)さん。
(「リスアニ! Vol.15」情報)●ナイトメアが逃げ込んだ部屋で、ほむらが時間停止の魔法を使用している。(ほむらの姿は見えない)
べべとマミに、時間停止の影響を受けないためにリボンが繋がっているのが見える。
オープニング●OPの最初に世界を書き換えているのはほむらの手?(腕輪がOPの他のカットと同じため)
→
[BD版]ノンクレジットOPで、冒頭に白いドレスを着たまどかのシーンが追加。
まどかも同じ腕輪をしているので、世界を書き換えているのはまどかの手かもしれません。
●冒頭の世界を書き換える前と、最後のタイトルロゴが出る場面で映っているのは、キュゥべえが作った干渉遮断フィールド。
●白い羽が水面に落ちると同時に魔法少女姿のまどかが水面に映る。
・白い羽は作中通してまどかを象徴するもので、たびたび登場する。
・蓮の華が咲いていることからもいかにも神様っぽい演出。
●コーヒーカップが出てくる最初のカットで画面左側、柵ごしにコーヒーカップに乗っているマミが一瞬映る。
・後頭部のみ。
●OPの背景に出てくる観覧車は化女沼レジャーランド。(廃墟)
●OPでもEDでもまどかとほむらが手を繋いで走るカットがある。
・OPではまどかが右、ほむらが左
・EDではほむらが右、まどかが左
●サビ直前に悪魔ほむらの影が映る。
●OPでほむら以外の4人は踊ってるのにほむらだけ踊っていない → ED後のシーンで1人で踊るほむら
・ダークオーブをまどかの一部と考えるなら、まどかと踊っているとも言えるのかもしれない
●まどかがほむらに手を差し伸べるシーンの背景が、TVシリーズOPの冒頭と同じ。
●最後の、ほむらが涙を落とすシーンでダークオーブのイヤーカフスが映る。
・イヤーカフスの魔女文字は
「HOMUL」まで読める。
魔女名である
「HOMULILLY」と書かれている。
(イヌカレー設定画より)登校〜仁美ナイトメア戦●ほむらが作り出した世界のため、まどかたちの教室以外には人がいない。
●仁美の部屋の天蓋にヤギの顔マーク。
・仁美ナイトメアの名前が「やぎのこのゆめ」のため。
●仁美ナイトメア登場時に出てくる額縁の、上にかかっている幕にも「HOMU LILLY」の魔女文字ロゴがある。
●下に出ている魔女文字は
「YAGINOKONOYUME」=やぎのこのゆめ
・仁美ナイトメアの名前。
●杏子「うわ! あんたが言うと重みが違うわ」 さやか「まあ何? 人生経験ってやつですか」のカットで杏子がさやかにポッキーを投げている。
・次の寄りめのカットでさやかがポッキーをくわえているのがはっきり映る。
●変身シーン文字演出
・マミ…魔女文字で
「MAMI」・さやか…魔女文字で
「SAYAKA」・まどかは魔女文字は無く背景にカタカナで「マドカ」。
●ほむらの魔女文字はドイツ語で3回出てくる。
1個目:15本の編み棒と毛糸の絵
「ZU MEISTERN」「WIR SIND GELANGWEILT」=「マスターへ」「私たちは退屈している」
・15本の編み棒はクララドールズを表している。
・ホムリリィの遊戯に付き合わされているクララドールズの小言?
2個目:上下に7つずつ、クララドールズと同じ型の人形頭部の絵
「LCH TÖTE MICH」(LCHはICHの誤字?)=「私は自殺する」
・ホムリリィの主観?
・他のシーンでも「ICH」が「LCH」になっているので、誤字ではなくわざと?
ホムリリィの使い魔の頭文字がみんなLなので疑ってみたり。
3個目:中央のブローチの様な物の中に見滝原の制服を着た誰か
「SIE VERHERRLICHEN DEN TODV」(TODVはTODの誤字?)=「あなた/彼らは死を称賛する」
・画面に映っているのがまどかなのか、ほむらなのかで解釈が変わりそう。
●変身シーンで使われている曲
マミ…Sis puella magica!(TV版メインテーマ)かSalve, terrae magicae(予告の曲)に似てるけど不明
杏子…元々杏子のテーマ曲が無いため今回のために作られた(BDブックレットの梶浦さんインタビュー情報)
さやか…Decretum(さやかのテーマ曲)のアレンジ
ほむら…Puella in somnio(ほむらのテーマ曲)のアレンジ
まどか…Sagitta luminis(まどかのテーマ曲)のアレンジ
●変身シーンのダンス
マミ…フィギュアスケート
杏子…フラメンコ
さやか…ブレイクダンス
ほむら…バレエ
まどか…不明
●ほむらの変身シーンで黒い影の中から手を伸ばして魔法少女姿に変わるところ、ホムリリィ孵化直前にも似たカットが出てくる。
(「ルミナス」OPの構図〜まどかがピンクのペンキになって消えるシーン)
・後者は制服メガネほむら→制服ノーマルほむらに変わる。
●さやかと杏子の連携シーンでさやかが剣を投げながら言っているのは
「5名様! リ、リ、ア、ン!」「編み込み結界!」
・コミカライズでは「ゴメイサマ・リリアン」「アミコミ・ケッカイ」とカタカナ表記なのでそちらが正しそう。
・編み物のリリアンとかけている。
・さやかの投げた剣は最後の足場になり、ナイトメアを囲むテーブルとイスが現れるので、「5名様」は「魔法少女5名様」ってことなのかも。
●ケーキの歌のお茶会シーンは、ナイトメアにおいしいものを食べさせて満足させて浄化・救済する儀式。
・ここでは太らせて食べてしまう魔女の儀式も善行になっています
(公式ガイドブック/劇団イヌカレーコメント)・モチーフはマザーグース?
(季刊『S』Vol.46、新房監督インタビュー情報)マザーグースにはなぞなぞ歌もたくさんあるので、確かに雰囲気は似ていますが、具体的に元ネタになっている話があるのかは不明。
・最後の「メロンが割れたら甘い夢」から杏子だけお祈りのポーズを取っている。さすがは教会の娘。
●ナイトメア結界の背景にある魔女文字は
「REVERIE」=夢想、幻想
・ドビュッシーの「Rêverie」(「夢」または「夢想」)からきてるのかと思ったけど、一緒にツギハギになってる楽譜はどう見ても3拍子で、少なくとも4/4拍子である「夢」ではなさそう。
●ほむらが自分のいる世界に最初に違和感を覚えるのは転校からちょうど1ヶ月目。
・仁美ナイトメア戦前の花畑公園での会話でまどかが「ほむらちゃんが転校してもう1ヶ月か」と言っている。
・ほむらはTV本篇では転校から1ヶ月間(ワルプルギスの夜が来る日まで)を繰り返していた。1ヶ月を過ぎた朝を迎えた時に違和感をもつ。
・飛行船が空を飛び始めるのもこの日から。
ほむらが世界に違和感を覚えてから●ほむらが杏子に相談するシーンで、偽街の子供達=クララドールズが初めて14人全員集合。
・最初は7人で、次に映るときに14人になっている。
・クララドールズについての詳細は
ホムリリィの設定参照。
●杏子がほむらにあげているもの
・ポテト
風見野に向かう前、「それが条件」と言ってポテトを1本投げる。
・マーブルチョコ
バス乗り場にて。寄りのカットでマーブルチョコを取り出し、
次の後ろ向きの引きのカットでちゃんとほむらにあげている。
・ペロペロキャンディ
別れ際「むしろしっくりくるぐらいだ」と言ってキャンディを投げる。
●バス乗り場の看板「Veni Vidi MITAKIHARA」
・「Veni, vidi, vici」=「来た、見た、勝った」はローマの将軍カエサルの有名な言葉で、これをもじっている模様。
・単に「来た、見た、見滝原」という言葉遊び?
・看板の上部は「MIAKIHARA」になっている(Tが抜けている。BD版でも変わらず)
・Tが無いのは三叉路=T字路が無いから?とも思ったけど、ここで出てくるのはT字路ではなくY字路っぽいから関係ないか。
●バス乗り場の看板や「STOPS NEXT」マークに描かれているタコの絵は見滝原市マスコットキャラクター「ミータくん」
・タコにしか見えないが植物がモチーフらしい。
(まどか展イヌカレー設定画より)●バスの行先表示が乗っている途中で
「見15 風見野駅北口」→「見31 見滝原循環」に変わる
・ほむらが見滝原の街で31日間(1ヶ月)を繰り返していたから?
●ほむらが髪をほどいて「間違いない、ここは魔女の結界だ」と言った直後、
階段を降りるシーンからほむらの服がハイソックスからタイツに変わる。
●マミの部屋に飾られたべべの写真がTV版シャルロッテのような無表情な顔立ち。
・マミと出会った当初は無口で無表情だった。
(魔女図鑑より)●ほむらがベベとマミの出会いについて質問するシーンで、キュゥべえの目のアップが映り、それまでピコピコ動いていた尻尾の動きがしばらく止まる。
・キューキュー言ってるのが演技だと分かるウザイシーン。
●ベベ拘束シーン、ほむらが時間停止する直前にマミがほむらにリボンを仕込んでいるのが映る。
・ほむらの後ろをマミが通る時、画面右下あたりにリボンがちらりと。
・リボンでつながれば時間停止中でも動けるということは、序盤のまどか、ほむら、マミの連携攻撃ティロ・デュエットで説明されている。
●ベベを連れながら「記憶って厄介なものね…ひとつ取り戻すと次から次へと余計な思い出がついてくる」のシーンで出てくるのがシャルロッテ魔女空間のテーブル。
●ベベの絵と一緒にビルに投影されている魔女文字
・舌を出したベベの顔アップの絵
「BEBE'S SWEETS」=ベベのお菓子
・ヒゲの生えたベベ全身の絵
「BEBECHOCO」=ベベチョコ
「SHINUHODO AMAI」=死ぬほど甘い
・ピンク地のベベ顔アップの絵
「BEBE JUICE 100%」=ベベジュース100%
・白っぽいベベの絵
「COSMIC ICE」「200」「ZETSUBOUMAMIRE NUMENUMESHITA KUTI ZAWARI」●マミのリボンは自在に透明にすることができる。
消えている時は触れることができず、ほむらの銃も当たらない。
(ガン=カタの直前シーン、ほむらがリボンを銃で撃とうとする描写がある)
●マミがリボンで作った分身に入れ替わったタイミングは、
「ほら、拉致があかないわよ」のセリフの直前の、一斉に弾が発射されて爆煙に包まれた時だと思われる。
・土煙の中でマミとほむらの足がそれぞれ単独アップで映るカットで、煙のエフェクトが花の形になっているため。
●ほむらが偽街を歩くモノローグシーンで初めてピンクの糸巻き登場。(さやかとの会話の後のシーン)
・糸巻きはまどかの因果の糸と思われ、劇中何度も登場する。
・ここでは糸巻きの上で子ども使い魔が踊っている。
●クララドールズが言っているドイツ語は「Fort!」「Da!」
・台本のト書きにも書いてあったそうです。
(コメンタリー情報)・フロイトの『快楽原則の彼岸』に、フロイトの孫エルンストが、糸巻きを投げて「Fort(いない)」という声をあげ、糸巻きを引き戻して「Da(いた)」と言う、糸巻きを母に見立てていわゆる「いないいないばあ」の遊びを自分で演出していた、という有名な逸話がある。
●ほむらがゴンドラに乗るシーンで出てくる左右対象の映像に出てくる魔女文字は
「LCH MÖCHTE UNSEREN KUNDEN DANKEN」=直訳すると「お客様に感謝したい」
(これもICHをLCHと誤字?意図的?)
●左右の下の方にビンに入ったラズベリー、りんご、チーズ、かぼちゃ、メロンが出てくる。
●クララドールズ「アイ」のブリスターパックと、隣にまどかの魔法少女服を着たクララドールズと同じ人形のブリスターパックが映る。
パッケージの魔女文字は
「HITORI BOCCHINI ONIAI」=ひとりぼっちにおにあい
●「Welcome to Cinema」「Do you enjoy the movie?」など映画に関する英字が出てくる。
・メタ的な意味も含まれていそうだけど、「この世界はほむらが見せている映画ですよ」という意味なのか。
・「Welcome to Cinema」は冒頭のナイトメア登場場面とほむらがゴンドラに乗るシーンと、2回出てくる。
・2回目の方では、青い手=ほむらが「Welcome to Cinema」と書かれた看板を持っている。
●船が燃えて沈むシーンの直前に出てくる魔女文字は
「WER TRÄUMT?」=夢を見ているのは誰?
・ED前にもう一度同じ魔女文字が出てくる。
→
[BD版]ではED前の方だけ
「WER HAT GETRÄUMT?」になり、現在形から現在完了形に変わっている。
●まどかのレリーフが出てくる場面でクララドールズがザクロを投げながら言っているドイツ語は「Gott ist tot」(神は死んだ)
ニーチェの有名な言葉。
●ここのシーンに出てくる、冒頭ナレーションと同じ壁画の魔女文字は
「SORE GA MA HOU SHOJO」=それが魔法少女
「SHOU METSU」=消滅
「KYU USAI」=救済
「ENKAN NO KOTO WARI」=円環の理
「KI SE KI」=奇跡
自身が魔女だと気付いてから●杏子とほむらが電話する場面の、ゲームセンターにあるまどか型の看板にある魔女文字
「1026」「HANGYAKU!」●「まどかがいる世界を捏造できるとしたら、それはまどかのことを知っている者だけ」のセリフの後に暗転して出てくる魔女文字
「SIE」=彼女
●ほむらがソウルジェムを置いてバスに乗るシーン、左側に出る円形の表示の中の魔女文字
上段
「DEKISOKONAI」=できそこない
「NARISOKONAI」=なりそこない
「MANUKENASUGATA」=まぬけな姿
真ん中
「KURUMIWARINOMAJO」=くるみ割りの魔女
下段
「SEISHITUHA」=性質は
「JIKOKANKETU」=自己完結
「ITUMOOMAEHA」=いつもお前は
「WARAIMONO」=笑い者
●ホムリリィはまどかPSPでの設定は「此岸の魔女」だったけれど、この叛逆の物語では「くるみ割りの魔女」らしい。
・劇中の「くるみ割り人形」の要素については下記
モチーフの項目にまとめました。
●バスに乗るシーンで空や地面に描かれている星座は冬の星座。
ケフェウス座、カシオペヤ座、ペガスス座、アンドロメダ座、オリオン座などが見える。
冬の星座早見表(外部リンク)
●クララドールズ全員集合シーンその2。
・燃えるバスを背景に、ほむらを中心に両サイドに7人ずつ立っている。
・ここで初めて顔が描かれる。
●彼岸花はホムリリィの象徴。
・花言葉は「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」
・ホムリリィ覚醒時に魔女文字として出てくる。
●ほむらの使い魔が糸巻きを蹴って言っているドイツ語は「Fort!」?
・前述と同じくフロイトの『快楽原則の彼岸』からの引用?
・ここでは「Fort」(いないいない)だけで「Da」(いた)がない。
・子供達は糸巻きを蹴ってそのままそっぼを向いてしまう。
●キュゥべえが初めて喋るシーンの、喋りながらキュゥべえが上っていくカットで足下にナイトメア人形が映る。
●ほむらが着ている黒いワンピースは自分の葬式に出るための喪服。
(イヌカレー設定画より)・「泣き屋」であるクララドールズが喪服を着ているのも同じ理由。
・ほむらが着ている喪服は「アイ」のものと同じ。
●
[BD版]キュゥべえがほむらに説明するシーンの中の「まさか、街ひとつをまるごと模倣して再現できるとは、驚きだ」のところ、青い手=ほむらが街を作っている描写になっている。
●
[BD版]メガほむ兵隊が行進して登場する場面(「暁美ほむらは魔女であることを忘れ〜」)で、後ろにいるクララドールズが「泣き屋」としてハンカチを持って泣いている。
●メガほむ兵隊が隊列を組んで膝をついていく場面で、中心にナイトメア人形を持ったクララドールズの「ナマケ」がいる。
●喪服ほむらがいる部屋(キャビネット)の背景にすでに「魔女の口づけ」のマークがある。
・ホムリリィ登場時に魔女文字と一緒に出てくる、ホムリリィの顔を模したマーク。
●ほむらはシーツにくるまって注射器や点滴が置かれたベッドの上にいる。
・かつて(魔法少女になりループを始める前)は入院生活だったため?
●「そんな幸福は、求めてない」でクララドールズ全員集合その3。
・戦隊ものっぽいポーズをとっている。やはりほむらを中心に両サイドに7人ずつ。
●彼岸花の花言葉がホムリリィの帽子のレコード盤面に魔女文字として書かれている。
(ホムリリィ覚醒時に背景でぐるぐるレコードが回っている)
白文字=
「KANASIOMIDE」=「悲しい思い出」(おそらく誤字)
橙=
「JYOUNETU」=「情熱」
緑=
「AKIRAME」=「あきらめ」
黒=
「OMOUHA ANATA HITORI」=「想うはあなた一人」
紺=
「MATAAUHIWO TANOSIMINI」=「また会う日を楽しみに」
水色=
「LILLI」(これも誤字?)
●「これが私の絶望…」のシーンで閉まる扉の中にあるのはまどかの人形、青いナイトメア、ピンクの糸巻き。
●魔女ほむらは後ろに蓄音機のベル部分が付いていて、覚醒直前に落ちる頭はレコード状の帽子をかぶっている。帽子の先が蓄音機の針になっている。
・蓄音機は、同じ時間を繰り返すほむらの能力と過去の記憶を意味している?
・偽街にもたびたび登場する蓄音機は世界改変時に破裂する。
●
[BD版]「最後に…お別れを言えなくて…ごめんね」とトカゲが水になって消える場面で、トカゲの色が黒っぽい色から紫に変わっており、トカゲ=ほむらということが強調されている。
●トカゲの左上に映っているのが、世界改変後悪魔ほむらが通学路のシーンで出していたパラソルと同じ。
ここではパラソルが骨だけの状態になっている。
ほむら魔女化●ほむら魔女化シーンでは、カウントダウンが0になって彼岸の魔女が覚醒する時に上演開始のブザー音。
頭上半分が無くなったメガネほむらと杏子の2ショットのうしろで、赤い幕が上がり魔女ほむら登場。
・映画関連の文字ネタやほむらの変身シーンに映写機演出があったりするので映画上映開始の合図?
・または『くるみ割り人形』モチーフだからバレエのイメージ?
・クララドールズは「此岸の劇団」なので、演劇の舞台のイメージ?
●ホムリリィ覚醒時
・魔女の口づけの紋章の右に、ナイトメアのタグと同じホムリリィの魔女文字ロゴ。(「LILLY」の部分が白抜き反転になっている)
・その下に普通に
「HOMU LILLY」と魔女文字表記。
●ホムリリィ一同は断頭台へ向かって行進している。
・断頭台があるのは、まどかと会話したあの花畑。
・断頭台のギロチンは魔法少女たちによって最後に破壊されている。
・ホムリリィ戦の直前、まどか、さやか、マミ、杏子、べべ、キュゥべえの会話シーンで立ってるのはギロチンの上。
・ちなみに「断頭台への行進」といえばベルリオーズの幻想交響曲第4楽章で、第5楽章は「魔女の夜宴の夢」(または「ワルプルギスの夜の夢」とも訳される)
●なぎさ変身シーン
・「パルミジャーノ・レッジャーノ!」でベベになぎさの足がにょきっと生えてミキサーに突っ込む。
・ミキサーの右横の魔女文字レシピ
レシピ上の見出し
「MAHOU SHOUJO」レシピ
「GIRL」
「SOUL JEM」
「SUGAR」
「PEPPER」
「SAUCE」
「DREAM」
「HOPE」
「INNOCENCE」
「(A LITTLE QUANTITY)」レシピ右側のベベの吹き出し
「SWEET」レシピ下の補足
「PLEASE」
「BE CAREFUL」
「ABOUT THE」
「HANDLING OF THE MAGIC」●空からなぎさの型に生地?が流し込まれるシーンで、右側に小さくギロチン台から飛び降りるさやからしき人物が見える。
●使い魔のメガネほむら兵隊
・タイツの模様が悪魔ほむらと同じ。
・帽子についてる模様がダークオーブの上部についてる模様と同じ(◇の中に+)。
●さやかのオクタヴィア召還演出、オクタヴィアは水さえあれば現れることができるそうなので
(魔女図鑑より)、さやかが胸を貫いているのは血液を媒体にしているのかもしれない。
剣先に刺さったハートでオクタヴィアを釣り上げているようにも見える。
●「私たちはかつて希望を運び〜」のところでなぎさの周りに飛んでいる魔法陣の中に魔女文字
「CHARLOTTE」●「そして今は円環の理に導かれ、この世の因果を外れた者たち」のセリフの後に
・中央に円環の理のシンボルマーク、その周りにはTVシリーズで出てきた魔女たちの「魔女の口づけ」マーク
・円環の理のマークにある魔女文字は
「DAS EWIG WEIBLICHE」=永遠に女性的なるもの
・「DAS EWIG WEIBLICHE」は『ファウスト』が元ネタ。下記
モチーフの項目参照。
・この後のまどほむツインアローのシーンでも出てくる。
●さやかと杏子の背中合わせの会話の後、杏子の涙が槍に落ちる。
●ティロフィナーレ(特盛)に乗っているパフェには、ラズベリー、リンゴ、チーズ、メロンが入っている。
・カボチャ=ほむらはない。
●なぎさがティロフィナーレの爆発に巻き込まれている。
・ティロフィナーレ後、爆炎の中から杏子の槍を持ったオクタヴィアが結界の天井に向かって突撃するが、そのカットの画面左端でリボンと一緒に飛ばされてる人影。(ピョートルも一緒に飛ばされてる)
・天井が割れて外の世界が見えた場面でなぎさが目を回していてそれをマミが介抱している。
・ティロフィナーレの直前にマミと空中ブランコしていたのはなぎさの使い魔ポリーナ。
●「そうだ、私はどんな罪だって背負える」のセリフで、開いていた窓が閉まる。
・まどかの迎え、円環の理を拒む決意
●まどかとほむらのツインアローのシーンで、満開の桜とともに、前のシーンと同じように中央に円環の理マーク、その周りに円環の理に導かれた魔女たちのマークが映される。
ほむら悪魔化〜世界改変●ピンクの糸巻きを噛み砕かれたソウルジェムが取り込んでダークオーブ化。
●ほむらの「今の私は魔なる者」の場面で、ロールシャッハ・テストのイメージが展開される。
(紙の上にインクを落としそれを半分に折ることでできる左右対称の図版)
●桜はまどかの象徴のひとつ
・総集編「ルミナス」OPのサビでまどかと桜
・ほむらとまどかのツインアローシーンで満開の桜
・世界改変後、満開の桜の並木道。(ほむらがさやかとの会話中に手を叩いた瞬間に散っている桜が黒い羽に変わる)
●世界改変後、さやか、杏子、マミはソウルジェムの指輪確認。
まどかとなぎさはしていない。
●
[BD版]パラソルの柄に、横向きで魔女文字が書かれている。
「DIE EWIGE WIDERKEHR DES GLEICHEN」=同じものの永劫回帰
・フリードリヒ・ニーチェの思想で、経験が一回限り繰り返されるという世界観ではなく、超人的な意思によってある瞬間とまったく同じ瞬間を次々に、永劫的に繰り返すことを確立するという思想
(Wikipediaより)●ほむらのさやかに対する「あの子にも嫌われるわよ」のセリフ、周りに飛んでいるのは黒い羽だが、ほむらの瞳に映っているのが白い羽なので「あの子」とは「まどか」だと思われる。
●ほむらはまどかのリボンを2本結んで1本にして使用していたことが判明。
ちゃんと結び目をほどく描写がある。
●
[BD版]箱庭と扉と足跡が映るシーンで、庭に2本の木が立ち、壁には偽街にあったクリスマスプレゼントや家具、メロンなどが投影されている。
・2本の木の枝が絡んでいることから、仲睦まじいことをたとえる「連理の枝」を表現しているのかもしれない。
つまり、この2本の木はそれぞれまどかとほむらで、
まどかと仲良く一緒にいられる箱庭の世界(魔女結界世界)から扉の向こうへと立ち去った足跡は、ほむらのものではないかという説。
●最後に出てくる看板の英字は
←Country of sweets
Good morning→
・トカゲが乗っている。
・下記
モチーフの項目でも触れていますが、「お菓子の国」はくるみ割り人形の第2幕で行く夢の国です。
もう(ほむらの)甘い夢からは覚めましたよ、おはよう!ということでしょうか。
・冒頭挿入歌の「さあおはようナイトメア 悪いお夢はこれっきり」やお茶会の「メロンが割れたら甘い夢」
なんとなくこの辺とシンクロしてる気がしなくもない。
●
[BD版]円環の理のシンボルが描かれた石のようなものが画面上部で回っているカット追加。
●
[BD版]ED前、最後に映る魔女文字
「WER TRÄUMT?」(=夢を見ているのは誰?)がBD版では
「WER HAT GETRÄUMT?」になっている。
「WER TRÄUMT?」の現在完了形。
●一番最後の文字演出
「THE END」(英語)
「KONEC」(チェコ語)
「劇終」(中国語)
「ENDE」(ドイツ語)
「完」(日本語)
「FIN」(フランス語/スペイン語)
最後に魔女文字で
「OSHIMAI」
ホムリリィ(くるみ割りの魔女)の設定「くるみ割り人形」の話が設定にかなり反映されている。
本編で出てくる「くるみ割り人形」ネタは下記
モチーフの項目参照。
●ホムリリィ HOMULILLY
・頭半分が落ちる前の姿
くるみ割りの魔女。その性質は自己完結。かつて数多くの種を砕いたその勇姿も壊れてしまっては仕様がない。他に価値など持たないこの魔女が最後に望むは自身の処刑。だが、首を刎ねる程度で魔女の罪は消えない。この愚かな魔女は永遠にこの此岸で処刑までの葬列を繰り返す。
・頭が落ちて彼岸花が咲いた後の姿
くるみ割りの魔女。その性質は自己完結。歯はこぼれ頭蓋はとろけ目玉も落ちた。もう種を砕けない頭には約束だけがみじめに植わるが、殻の中で目覚めた魔女はそれでもまだ魔法少女の姿を色濃く残す。手下達はその姿をデキソコナイと呼び恥ずかしく思っている。
・まどか展でのくるみ割りの魔女の解説文
その性質は自己完結。この魔女の因果は通常では考えにくい手下の軍勢を生み出した。しかしこの魔女は未熟なデキソコナイ。この醜く壊れた人形へも無償の愛を恵む者が現れれば、このいやしくも未熟な魔女の心は永遠に失われたままとも限らない。
●クララドールズ CLALA DOLLS
偽街の子供達。その役割は泣き屋。葬列を盛り上げるために涙の芝居をする着せ替え少女人形。やってきた人形どもは、イバリ、ネクラ、ウソツキ、レイケツ、ワガママ、ワルクチ、ノロマ、ヤキモチ、ナマケ、ミエ、オクビョウ、マヌケ、ヒガミ、ガンコ、最後のアイはまだ来ない。「色から生まれ空にはあらず、此岸の淵こそ我らが舞台」そのちからは魔法少女にも劣らない。
1. イバリ
はじめに来たのはイバリ。地べたに転がるデキソコナイの頭を踏み越え、 勇ましくその声を代弁する。
「こうまんちきども。ゆるすものか。この感情は、わたしらだけのもの」
2. ネクラ
2番手はネクラ。コソコソと歩み出て、デキソコナイをあざ笑う。
「このデキソコナイは。まるでみっともない」
この人形どもは、自由だけを師事し欲望に忠実。
3. ウソツキ
次は3人目のウソツキ。デキソコナイの魂へ捧げる涙の芝居。
「哀れなデキソコナイ様。愚かなその魂は、我等が誇り」
この人形どもは、愚か者を嘲笑し愚か者を味方する。
4. レイケツ
その後ろからは4人目、レイケツ。デキソコナイの頭につまづいてちょっと不機嫌。
「デキソコナイ様をもっと持ち運びやすくするためにちいさく切り分けてしまうのはどうカシラ?」
この人形どもは、悪魔の言葉であれば素直に従う。
5. ワガママ
さらに5番目、ワガママは怒りながら歩く。
「葬列はまだなの?わたしいっとうはやく泣けるよう練習したのよ?もうちょっとも待てないわ」 とプリプリ。
この人形どもは、誰かであって誰でもない。
6. ワルクチ
面倒そうに出てくるのが6人目、ワルクチ。憎まれ口は相変わらず。
「デキソコナイ様は、たいへんな喜劇役者であらせられますワ」
この人形どもは、絡まり極まる因果のママゴト。
7. ノロマ
ようやく到着した7人目、ノロマ。無口な人形はその瞳で魔女を笑う。
この人形どもは、生真面目な兵隊とは違い魔女の願いもそこそこは聞き入れる。
8. ヤキモチ
8番目に見えるはヤキモチ。うっとりと空を見る。
「箱を用意しましょう。あの輝きをずっと閉じ込めておきたいワ」
この人形どもは、色の集合。空にはあらず。
9. ナマケ
9人目のナマケはあくび混じりに喋る。
「お遊戯の手伝いまでしなきゃいけないの?編み物なんてめんどり面倒」
邪魔に転がるデキソコナイの頭をひと蹴り。
この人形どもは、葬儀がちっとも始まらないので暇を持て余し街を徘徊する。
10. ミエ
10番目に走ってきたのはミエ。デキソコナイの頭を大げさに避けて一言
「べとべとした血でケープを汚されてはたまらないワ」
この人形どもは、魔女の自傷を馬鹿にする。
11. オクビョウ
11番目、震えているのはオクビョウ。
「お空へ連れて行かれては、うさぎの首も刎ねられない」
この人形どもは、魔法というちからで完全な回帰を実現する。
12. マヌケ
ふらふら歩いてきた12人目、マヌケ。さっき鳥から聞いた事をわざわざみんなに話して回る。
「女神様のお話を聞いたの。美しく輝く女神様よ。女神様はきっと私たちのことも愛してくださるワ」
この人形どもは、手が届くものだけを欲しがる。
13. ヒガミ
13番目の足音はヒガミ。
「いつかお話で聞いたみたく素敵な葬列にしましょう。きれいな娘もかわいい動物も一緒にたくさん埋めましょう」
この人形どもは、魔法少女にも劣らぬちからを持つ。
14. ガンコ
そして14人目、ガンコ。地を指し空を拒絶する 「此岸の淵こそ我らが舞台」
さあ 泣き屋達は集まりました。ずいぶん遅くなったけれども大丈夫。
あとは葬列を待つばかり。
15. アイ
15番目、最後に来るのが、アイ。その悪魔をまだ誰も見ぬ。
まだ夜は終わらせない。もう夜は終わらせない。
我らは泣き屋、此岸の劇団。
・「偽街」は「ニセマチ」と読むらしい。
(イヌカレー泥犬さんのツイッター情報)・「クララ」はくるみ割り人形の主人公の名前。
・クララドールズの武器はおそらく編み物の棒針。
・他の使い魔と違い、魔女図鑑に「くるみ割りの魔女の手下」ではなく「偽街の子供達」と表記されている。
・アイのブリスターパックに描かれた魔女文字は
「HITORI BOCCHINI ONIAI」=「ひとりぼっちにお似合い」
・アイについては、ほむらがゴンドラに乗るシーンの左右対称の映像の中に魔女図鑑に載っているのと同じ、アイのブリスターパックが登場する。その隣にはまどかの魔法少女服を着た人形のパッケージも並んでいる。
・また、アイの看板には赤い持ち手の付いたドリル(おそらく頭部穿孔=トレパネーションのための器具)が描かれており、このドリルが頭にささった不気味な横顔の絵は作中に頻出している。
・アイとキャビネットでのほむらは同じ服装。アイは「愛」であり、「I(=私)」なのかもしれない。
・クララドールズがアイを含めて15人であることについて、東洋では十五夜(満月)にあたる15は「完全」を表し、1つ足りない14は「不完全」を表すとされている。
叛逆の物語ではほむらの結界内は常に満月で、世界改変後は不自然に半分になった月が描かれている。
●ロッテ LOTTE(メガネぼむら兵隊)
くるみ割りの魔女の手下。その役割は刑の執行。ギロチン台へ送られる魔女の葬列を務めるブリキの兵隊。愚か者を憎み愚か者を断罪する。その重たい頭は真面目で融通が利かないため、魔女の言葉に耳を貸すことはない。人間サイズの他、巨大はブロッケン級が存在。白いネズミが大嫌い。
・ドイツのブロッケン山は、ワルプルギスの夜に魔女が集まって酒宴をする山と言われており、「ファウスト」にも登場する。
●ルイーゼロッテ LUISELOTTE(足が馬になっている歯の上にメガネほむらが乗った姿の使い魔)
くるみ割りの魔女の手下。その役割はネズミの駆除。白いネズミどもを狩り立てる虫歯の騎兵。他にもブリキの兵隊達を手伝い隊列の進行を邪魔する不届き者を排除したりする。
●リリア LILIA(くるみを吐く歯の使い魔)
くるみ割りの魔女の手下。その役割は咀嚼。もう種を噛み砕くことが出来なくなった魔女の代わりに余計な異物を噛み砕くための歯型くるみ割り人形。口の中からくるみ大砲を発射することができる。自慢のエナメル質は硬度10と言っても過言ではないと評判。
●リーゼ LIESE
くるみ割りの魔女の手下。その役割は凶報。魔女の葬列の始まりを告げるキグルミ鳥。偽街の子供達から餌付けされているらしく、彼女らの言うことにはいくらか従うものの基本的に知能は鳥並み。群れを成して飛び回るが、被り物のせいで視界が悪くとりあえず動くものに突っ込む習性がある。通常サイズの他に巨大なブロッケン級が存在。
モチーフとして使われているもの●くるみ割り人形・ソウルジェムを置いてバスに乗るシーンで円形表示の中に魔女文字で
「KURUMIWARINOMAJO」と書いてある。
・冒頭のナイトメア戦のバレリーナと雪の結晶は「くるみ割り人形」の「雪片のワルツ」がモデル。
クララと王子がお菓子の国に行く道中の、第1幕の最後の曲。
・ガン=カタ前のマミとほむらの会話シーンで、背景に映された画面上部に抜けかけの歯
・マミが魔獣を思い出したシーンで後ろに現れた大きな口の中にくるみ
・ホムリリィ覚醒時、頭の顎から上半分が落ちる
・くるみを吐く歯の使い魔
→『くるみ割り人形』では主人公クララ(マーシャと呼ばれることもある)の兄のフリッツに人形を乱暴に扱われて壊されてしまう。歯が折れて、頭や顎が外れる。
・ほむらが自分が魔女だと気付くシーンで、バス上のふくろうが乗った柱時計が一斉に0時の鐘
・街に巨大なクリスマスツリー出現
・ほむらが魔女化するときのマユのような塔の中にあるのは巨大なクリスマスプレゼント?
→『くるみ割り人形』はクリスマスの夜が舞台で、表題の人形はそのクリスマスプレゼントのひとつ。ふくろうの乗った柱時計が0時を告げたとき、クララは人形ほどの大きさになる。舞台ではクリスマスツリーが巨大化することで表現される。
・メガネほむら兵隊はおもちゃの兵隊
→0時の鐘をきっかけに、はつかねずみの大群が押し寄せ、人形たちも動き出す。ねずみと戦うためにくるみ割り人形が指揮するのはおもちゃの兵隊。
・赤い帆の船
・最後に出てくる看板「Country of Sweets」(お菓子の国)
→『くるみ割り人形』第2幕で行く夢の国がお菓子の国。王子の姿に戻ったくるみ割り人形とともに、赤い帆をかけた船に乗って行く。
叛逆に出てくる魚形の飛行船はもっと別な意味がありそうですが。
・くるみ割り人形は、ねずみの魔女の呪いで人形の姿にされた王子。ねずみを討ち取り、醜くても愛してくれる人が現れることで元の姿に戻る。
(まどかの「何があっても、ほむらちゃんはほむらちゃんだよ。私は絶対に見捨てたりしない」のセリフでほむらは元の姿に戻る)
・ダークオーブ生成時、ソウルジェムを噛み砕く
→くるみ割り人形は歯でくるみを割るから?
・キュゥべえを、ネズミに見立てている。
●ファウスト・まどかとほむらのツインアローのシーンの魔女文字は
「DAS EWIG WEIBLICHE 」=永遠に女性的なるもの・『ファウスト』の最後の言葉「Das Ewig-Weibliche zieht uns hinan.」からの引用。
・「神秘の合唱」の一節で、和訳は「永遠に女性的なるものがわれらを高みへと引き上げ、昇らせてゆく」
女性の愛を、天上世界へ導く「救済」の象徴として描いている。
・悪魔に魂を売ったファウストの最後は地獄に落ちる定めのはずだが、 ゲーテ版では、グレートヒェンの取りなしによって魂の回収をしようとしたメフィストの横から、 天使たちがファウストを奪って天へと導いてしまう。
・メフィストは契約通りと判断してその魂を奪おうとするが、合唱しながら天使達が天上より舞い降り、薔薇の花を撒いて悪魔を撃退し、ファウストの魂を昇天させる。山峡にて、天使や聖書上の登場人物が賛歌を唱和する中、かつての最愛の女性マルガレーテ(グレートヒェン)がファウストの魂のために聖母に祈りをささげ、ファウストの魂の救済が成立する。
(Wikipediaより)・まどかの魔女名は「クリームヒルト・グレートヒェン」
・総集編後編の「コネクト」の魔女文字の白い文字後半部分(うつろいゆくこのすべては〜)は上記と同じく「ファウスト」神秘の合唱のからの引用で、意訳されており、
「永遠に女性的なるものがわれらを高みへと引き上げ、昇らせてゆく」は
「いつかえいえんのそのきぼうがわたしたちをむかえにくるのです」と訳されている。
・まどかの救済または円環の理を「ファウスト」を引用して表現している模様。
●白鳥の湖・悪魔のイメージはオディール?
・作中に出てくる白い羽=まどか、黒い羽=ほむら
・劇中でも白鳥がたびたび出てくる。
●シンデレラ・ナイトメア戦でメガほむの「私はかぼちゃ」
・くるみ割り人形と重複するがほむらが自分が魔女だと気付くシーンで0時の鐘
・円環の理シーンでさやか&なぎさが乗っているのがかぼちゃの馬車
●ジャックオーランタン・ナイトメア戦でメガほむの「私はかぼちゃ」
・ダークオーブの形もまあカボチャに見えなくもない
・天国へも地獄へも行けずカボチャ(本来はカブ)に憑依して此岸を彷徨い続けるという設定も、似てなくもない。
無理矢理だけど。
●ルシファー・こちらはモチーフではなく偶然の一致、という話ですが
「暁」「美」「焰」すべてルシファーを形容する言葉。
最高の能力と地位と寵愛を神から受けていたにも関わらず(だからこそ)神に反逆した堕天使であるという点も似てる。
●ハムレットこれもまた関係ないかもしれませんが…
・『ハムレット』第2幕2場での、ハムレットとローゼンクランツ&ギルデンスターンとの問答で以下のようなセリフがある。
「このおれはたとえクルミの殻に閉じ込められようと無限の宇宙を支配する王者と思い込める男だ、悪い夢さえ見なければ。」(小田島雄志訳)
・ハムレットが「デンマークは牢獄だ」と言い、ローゼンクランツが「殿下の大志に比べてこの国が狭すぎるのでしょう」言ったことに対するセリフ。
・ちなみに杏子の魔女「オフィーリア」の元ネタは『ハムレット』と言われており、ほむらがハムレットだとすると杏子がほむらの恋人ポジションになってしまうので色々おかしい。
悪魔ほむら、ダークオーブについてわかっている部分のみまとめ。
●作中の「悪魔」の英訳は「demon」だそうです。
デビル、サタンではなくデーモンらしい。
●ピンクの糸巻きを噛み砕かれたソウルジェムが取り込んでダークオーブ化。
・噛み砕いたのはほむらが「くるみ割りの魔女」だから?
●ダークオーブの別形態として出てくるイヤーカフスはトカゲ。
・尻尾に吊られたピンクの宝石部分にまどかの力を閉じ込めている。
・魔女の手下が見聞きした情報をほむらにそっと耳打ちする機能付き。
・基本魔女寄りのため、ダークオーブもたまに勝手に歩き回る。
(イヌカレー設定画より)●トカゲは魔女/悪魔ほむらの象徴として出てくる。
・バジリスク=救世主に倒される「悪魔」「罪」の象徴、またはサラマンダー=焰+トカゲ、という説もあるけど不明。
出現個所
・ナイトメアについているタグの裏面、「MADE IN CABINET」の魔女文字と一緒に描かれている。
・ほむらが杏子に相談するシーンの、手回しの紙芝居の上に乗っている。
・マユの塔の中のシーンで上半身が無くなって心臓が飛び出したトカゲが出てくる
・ほむら魔女化時、「さいごに…お別れを言えなくて…ごめんね」のシーンで泣いているトカゲが水になって消える。
・悪魔ほむら覚醒時、「愛よ」のセリフの直後に羽の生えたトカゲの紋章が出てくる。
ダークオーブの中心部の球体はガラスの瓶で、上についている球状のものは瓶のフタになっていて、この紋章はフタを取ったときに見える底部分に描かれている。
(パンフレット情報)・ラストの「country of sweets」「good morning」の分かれ道の看板の上に乗っている。
・イヤーカフスがトカゲ。
冒頭のナレーション●冒頭でほむらのナレーションの裏でまどかの声がうっすら聞こえる。
台本は全部ひらがなだったそうです。
(パンフレット、コメンタリー情報)魔法少女を「まほうのおんなのこ」、
円環の理(またはまどか)を「まほうのかみさま」
と表現している。
ほむらのナレーションを童話風に語っているのかな、と想像。
↓
まどかナレーションむかしむかし みらいのむこう
おんなのこたちは ほしからきたどうぶつととりひきしました
なんでもひとつだけねがいごとをかなえてもらうかわりに
まほうのちからをあたえられ おそろしいかいぶつたちとたたかうのです
あらゆるせかいのおんなのこが ねがいごとをかなえてもらい
かぞえきれないおんなのこが かいぶつたちとたたかい
やがてだれもがちからつきていきました
まほうをもったおんなのこたちには ひみつのうわさばなしがながれております
このよからきえてしまうそのときには まほうのかみさまがおこしになられて
すべてのまほうのおんなのこたちが すてきなおくにへみちびかれるのです
かなしむこともにくしむこともない すてきなおくにへみちびかれるのです
ほむらナレーション希望を願い、呪いを受け止め、戦い続ける者たちがいる。それが魔法少女。
奇跡を掴んだ代償として、戦いの運命を課された魂。
その末路は、消滅による救済。
この世界から消え去ることで、絶望の因果から解脱する。
いつか訪れる終末の日の、円環の理の導きを待ちながら、私たちは戦い続ける。
悲しみと憎しみばかりを繰り返す、この救いようのない世界で、
あの懐かしい笑顔と、再び巡り会うときを夢見て。
ナイトメアを操る青い手●ナイトメアを操っている青い手はほむらの手。
・左手の中指だけ指袋をしていて、ソウルジェムをする指と同じ。
・ほむらが自分が魔女化していると自覚した時に手に現れた模様と、青い手の模様が一致している。
・ソウルジェムに、青い手と同じ模様の黒い手がベタベタ
●出現場所
・「Welcome to Cinema」と書かれた看板(線画の杏子が座ってる)を持っている。
・線画のマミとべべが入っているティーカップを持っている。
・ゲームセンターで使い魔を配置。
・「まどかがいる世界をねつ造できるのはまどかを知っている者だけ」のシーンで、白い羽の入ったガラスの箱に触れようとしている
(白い羽はOPから登場していて作中通してまどかの象徴)
・
[BD版]キュゥべえがほむらに説明するシーンの中の「まさか、街ひとつをまるごと模倣して再現できるとは、驚きだ」のところで、青い手が街を作っている。
●上記の内容に関連して、線画の杏子とマミは青い手との絡みで登場するのに対して、最後のさやかだけは鳥の形を作る真っ白な手と一緒に出てくる。
・ほむらによる記憶改変の影響下にあるマミ杏子と、影響を受けていない円環組の違い? と思ったけどマミのカップにべべも居たから関係ないか。
各キャラクターの反応の違い、お弁当etc.それぞれの個性が見えて面白いです。
●マミさんの「みんなうちに寄っていく?」の後の「はーい!」のそれぞれの反応
まどか…元気よく手をあげて左右に振る
ほむら…少し遅れて小さく手をあげる
さやか…敬礼
杏子…モンキーダンス
●授業態度
まどか…教科書を机の上に立ててノートを隠しているのでTV版と同じくラクガキしている
さやか…うとうと船をこぐ
杏子…ぐっすり熟睡
仁美…真面目に授業受けつつ、上条をチラ見?
●それぞれのお弁当
マミさん…サンドイッチ
ほむら…和風弁当
まどか…魔法少女キャラ弁当
さやか…キュゥべえ、ベベ、ソウルジェム弁当
杏子…コンビニ
・ただしコンビニ袋のうしろにすでに食べ終わった赤いお弁当箱が見えるため、杏子は弁当とコンビニごはん両方食べている。
オクタヴィア&シャルロッテと楽しい使い魔たち●見つからないのもいるけどおそらくTV版本編に出てくる使い魔は全員登場してる。()内は親魔女
・アントニー(薔薇園の魔女)…オーケストラの観客ほか各所で大活躍。
・アーデルベルト(薔薇園の魔女)…なぎさと一緒に飛んでた。
・ウーラ(暗闇の魔女)…まどかの足下にドアップで映る。
・ピョートル(お菓子の魔女)…なぎさの周りで常にうろうろ。
・ダニエル&ジェニファー(ハコの魔女)…オーケストラでユーフォニアム担当。結界崩壊後のの人運び。
・アーニャ(落書きの魔女)…なぎさと一緒にブーン。
・セバスティアンズ(影の魔女)…なぎさを乗せて飛んでる。
・ドーラ(銀の魔女)…オーケストラ中央にいた。
・ホルガー(人魚の魔女)…元の設定通りオーケストラでヴァイオリン演奏。
・バルテルス(犬の魔女)…バックダンサー。
・ミヒャエラ(芸術家の魔女)…オーケストラの後方両サイドにそれっぽいのがいた。
・マテュー(委員長の魔女)…まどかがなぎさを抱えて助けた直後に飛び蹴り応戦。
・ゴッツ(鳥かごの魔女)…オーケストラでクラリネット担当。結界崩壊後の人運び。
・ゾウの使い魔(ワルプルギスの夜)…さやかとなぎさのカボチャの馬(象)車
・ホムリリィ戦ではアントニーがオクタヴィア仕様になっており、体が蝶ではなく魚の尾ビレ。胸には薔薇園の魔女から貰ったエンブレムがついている。
・さやかが胸に剣を突き刺すカットが影の魔女の結界と同じ影絵演出。
不明点ほか新房監督×シャフト作品は特に、視覚効果以上の深い意図のない映像演出が多いので、
どこまで意味のあるものなのか不明。
●総集編との関連性
・劇場版総集編後編「永遠の物語」冒頭&ほむら過去編が始まる前のカウントダウンやコネクトEDの額縁にもすでにトカゲが描かれていた。
・カウントダウンの数字の表示・音がほむらの盾のような仕様になっている。(叛逆でも同様)
・過去編前のカウントダウン時に映写機の演出がある。(叛逆でもほむら変身シーン等でも使われる)
・後編の「コネクト」EDの魔女文字で出てくる白い文字は「ファウスト」の一節の意訳で、ほむらのシルエットが最後に同じ白色で出てくることからほむら視点の言葉と思われる。(うつろいゆくこのすべては〜の部分)
・この額縁と似た飾りは叛逆の仁美ナイトメア登場シーンや、ほむらが杏子に相談するシーンの手回しオルガンにも出てくる。
・新房さんは叛逆を、TV版ではなく総集編の続きという意識で作っているそうだし、少なくともイヌカレーさんの中には総集編は「ほむら視点の物語」「ほむらが見ている夢」「ほむらの回想」というイメージがありそう。
・だから総集編で冒頭のまどかの夢オチシーンが削られた、という解釈をしている方もいた。
●編み物、裁縫
ほむら魔女結界内は編み物や裁縫要素が多い。
・仁美がナイトメア化する時等に赤い毛糸の海
・さやかと杏子の連携技が「リリアン」「アミコミケッカイ」とリリアン編みに掛けている
・おそらくまどかを象徴するものと思われるピンクの糸巻き
・ナイトメアはぬいぐるみ
・クララドールズの武器は編み棒
・ナイトメアに「MADE IN CABINET」のタグが付いていることから、ナイトメアはクララドールズお手製?
・ナイトメア結界の背景がパッチワーク
●船、飛行船
・魚型の飛行船が飛び始めるのは、まどかとメガネほむらが花畑で会話するシーンから。ほむらが魔女だと自覚した時に燃えて墜落。完全に魔女化してからは、すべて墜落したのか出てこない。
・白い帆船形の雲もナイトメア戦での「ケーキ」のシーンや、ほむらが杏子に会話するシーンで出てくる。
・中盤のほむらモノローグシーンでゴンドラに乗っている。同じ場面で燃えて沈んでいく船と人の描写。
・関係ないと思うけど冒頭の挿入歌が流れるシーンの背景に灯台や船の絵が飾られている。
●風船
・「ケーキ」のシーンとほむらが杏子に相談するシーンで様々な色の風船が飛んでいる。
・上記のシーン両方とも、船形の雲も飛んでいる。
番外編●初期の特報のテロップで、
「孤独な少女が辿りついた
希望への光
新たな“理”
それは、すべてを覆す
愛のかたち
もう一度だけ、会いたい。」と実はすでに叛逆のストーリーが説明されていた。
●物語シリーズコラボマナー告知で、画面右上のバーコードに「24014 59630」(=ニシオイシン ゴクロウサマ)の数字
最後の画面上方にも表示されている数字は「2013102624014」(=2013.10.26.西尾維新)
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